日本海軍 重巡洋艦 青葉
1927年 日本 三菱長崎造船所生まれ。
7000tの体に10000t級の重武装を備える事を目的に開発された、改古鷹級巡洋艦の1番艦。姉妹達と共に第6戦隊を編成し、南方戦線で戦った。
第1次ソロモン海戦では、重巡洋艦4隻撃沈、1隻大破の活躍を見せるが、その後のサボ島沖夜戦では、米軍のレーダー射撃の前に、艦橋に直撃弾を受け大破。
瀕死の彼女を救うため、後方にいた姉の古鷹は青葉の前に進出。自らを囮として青葉の救出を図る。
砲火が古鷹に集中する中、妹、衣笠の助けもあり青葉は辛くも戦線を離脱。一命を取り留めた。しかし古鷹はこの戦いで帰らぬ艦となった。
青葉はその後も、ソロモンを拠点とした多くの海戦に参加する。
幾度となく損害を受けるも、その都度修理しては蘇り、連合軍の前に立ちふさがった。
この奮戦振りに、連合軍は彼女を『ソロモンの狼』よんで恐れた。
1945年7月28日 損傷修理のため呉港外に停泊中、米軍機の攻撃を受け大破着底。
終戦後、解体されその一生を終える。