top
pictures
gift
links
BBS
<<Back to pictures



ロシア海軍 戦艦 オリョール
1904年 ロシア ガレルニイ・アイランド/サンクト・ペテルブルク造船所生まれ



バルチック艦隊の主力として建造された、ボロジノ級戦艦の4番艦。姉と共に1905年5月27〜28日 対馬沖で日本海軍と対決する。

最新鋭艦として日本軍が特に警戒した艦であったが、予想より早く始まった日露戦争にあわせ建造されたため、実は艤装もままなっておらず、 日本へは造船官を伴っての出撃であった。
他の姉妹も似たような者が多く、精強といわれたバルチック艦隊も、この時は決して万全な状況ではなかったといえる。 また半年を越える航海による疲労も、戦いにおいては無視できない要因であったろう。
結果として、海戦は終始日本海軍のペースで進み、バルチック艦隊は壊滅。 彼女の姉達も沈み、オリョールも最後まで残り奮戦するも大破、竹島沖で降伏した。

その後、オリョールは、"戦艦 石見"として日本海軍に編入される。しかし、イギリス型の艦を中心とした日本海軍において、 フランス型であったオリョールは運用上不具合な部分が多く、やがて第一線を退く事になる。
それでも、第1次大戦では青島攻略、その後のシベリア出兵では、かつての母国であるロシアの沿岸警備を勤めた。
1922年、ワシントン軍縮条約にて雑役船となり、1924年、航空爆撃の実艦標的として撃沈処分、異国にてその生涯を閉じた。


<<Back to index